新入社員に仕事を教えていたら、「一応わかりました」「はい、一応は」「一応終わりました」って、一応を連発。結局、ちゃんと理解していないってことかな……。そこで今回は、「一応」の意味と正しい使い方について解説します。
给新进员工讲解工作时,会听到他们不停说:“一応わかりました”、“ はい、一応は”“ 一応終わりました”等话。听到这些回答,会让教授方对对方是否真正理解教授的内容感到质疑。这次由小编向大家介绍“一応”正确的使用方法吧。
○一応の意味
“一応”的含义
一応は、本来「一往」と書きます。そのため、辞書で引いてみると「一応/一往」と表示されており、「一回」「一度行くこと」という意味も記載されています。
“一応”原来写成“一往”。“一応/一往”会一起出现在字典中。其含义为:“一次”、“去一次”。
しかしながら、今ではすっかり一応の方を使用するのが一般的となり、「十分ではないが、ひととおり」「ひとまず」「ほぼそのとおりと思われるが、念のために」といった意味合いで用いられています。
然而目前,一般情况基本会使用“一応”,作为“虽然并不充分,但大概……”、“姑且”、“虽然大致是那么认为的,但以防万一……”的意思来使用。
○一応の使い方と例文
“一応”的使用方法和例句
では、具体的にどんな状況で使う言葉なのか、例文とともに見ていきましょう。
让我们边看例句边学习“一応”具体应该使用在什么情况。
○「十分ではないが、ひととおり」「ひとまず」の意味で
“虽然并不充分,但大概……”、“姑且”的意思
一応は、「十分であるとは言えないものの、ひととおりのことはやった」「万全ではないが、最低限の条件は満たしてはいるので大丈夫だろう」という状況で用います。
“一応”用在:“虽然说不上很充分,但大致上已完成”、“虽没有达到完美,但因为满足了最低要求,所以应该没有问题吧”。
一応、人数分の食材は用意できました。
暂且按人数准备好了食材。
引き続き原因解明の調査は必要だが、一応の解決は図られた。
后续虽有必要查明原因,但目前姑且算是解决了当务之急。
一応本人から事情は聴いたが、直属の上司であるきみの意見も聴いておきたい。
大致先听取了当事人的情况描述,不过也想听听直属上司你的意见。
○「念のために」という意味で
“以防万一”的意思
一応は、「念のために」という意味でも用いられます。「ほぼそのとおり(それでいい)と思われるが、念のために○○しておきたい」という状況で、「一応電話してみます」「一応確認取ります」といった使い方をします。
“一応”也用作“以防万一”的意思。“虽然大致是那么认为的,但以防万一……”的情况中,可使用“为以防万一我试着打个电话联络一下”、“为以防万一我确认一下”。
一応、傘持って行ったら?
以防万一,带把伞出门吧?
資料が完成したから、誤字脱字がないか一応チェックしてくれ。
资料已完成,为以防万一,帮我确认一下是否有错别字和漏字。
熱はないけど、一応病院に連れていきましょう。
虽然没有发烧,但以防万一,带你去医院检查一下吧。
いずれの例文からも分かるように、一応は、多少の不安が残る状況で用いるものになります。
以上的例句中可以看出,“一応”一般多用于多少有些不确定因素存在的情况。
「一応、人数分の食材は用意できました」という言葉の裏には、(もし失敗したり、お客様が増えたりすると足りなくなるかもしれません)という意味が、「一応、傘持って行ったら?」の裏には、(もしかしたら雨が降るかもよ)という意味が含まれていると考えられます。
“暂且按人数准备好了食材”这句话中,还包含着“如果菜做的不好,或客人增加,可能食材会不够”的意思。“为以防万一,带把伞出门吧?”中包含着“说不定会下雨哦”的意思。
「食材は十分にあります」「必ず雨が降るから、傘を持って行って」とは断言できない、非常に曖昧な表現であることを覚えておきましょう。
无法断然说出:“食材很充足”、“一定会下雨的,带把伞走吧”,所以让我们记住这是一种非常含糊的表现方法。
○一応を使用する際の注意点と敬語表現
使用“一応”时的注意点和敬语表达方式
先述のとおり、一応は非常に曖昧な表現であり、「一応完成したので」「一応準備はしたのですが」などと発言すると、相手に「いい加減」な印象を与えかねません。
如上记内容所述,“一応”是一个非常含糊不清的表达方式,如果使用“大致完成了”、“大致准备好了”等语句的话,可能会给听话方留下你做事马虎的印象。
また、「一応再チェックしてください」「一応本当に予約取れているか確認して」という使い方をする場合には、相手のことを「信用していない」というニュアンスが含まれてしまいます。
此外,使用“以防万一请再检查一下”、“以防万一请再确认一下是否完成了预约”表达的情况,话中会包含对对方的不信任。
そのため、特に、上司や取引先など目上の人に対して用いるのは不適切とされています。
因此,特别是对上司及客户等,是不适宜使用“一応”这个词的。
実は、一応には敬語表現は存在しません。目上の人に対して「一応」を用いる場合には、その意味にもある通り「念のため」や「ひととおり」を用いると良いでしょう。
事实上,“一応”并不存在敬语的表达。对于上级长辈使用“一応”时,建议可以使用同样包含“一応”含义的“念のため”和“ひととおり”来替代。
「念のため」や「ひととおり」自体は敬語表現ではありません。そのため、その後に続く文章で敬語を表現する必要があります。
“念のため”和“ひととおり”本身并不是敬语的表达方式。因此,有必要在之后的文章中使用敬语。
一応のほかにも、曖昧な表現は多数存在しますが、ビジネスに迷いや誤解が生じることもあるため、ビジネスシーンでは使わない方が良いとされています。
除了“一応”以外,还有其他模糊的表达方式,但由于在商务场合上会造成疑惑及误解,所以不建议使用。
「一応」だけでなく、「そこそこ」「少々」「多少」「かなり」など、自分でも気付かないうちに曖昧な表現を多用している人も多いでしょう。
不光是“一応”, “そこそこ”、 “少々”、“多少”、“かなり”等用语,说话人本人没意识到,但脱口而出频繁使用的人也不少吧。
結果や予定を断言せずにぼかすことができる便利な表現ですが、その分、相手に適当な印象を持たれてしまう言葉でもあります。信頼関係が重要なビジネスシーンではもちろんのこと、日常でも必要以上に多用することのないよう注意しましょう。虽然上述这些词汇是不断言结果和预测的投机取巧的表达方式,但反而言之,同样也是带给对方你是一个非常不靠谱,马虎的印象的词。在重视信赖关系的商务场合自不用说,让我们多加注意在日常生活中也请避免不要过多使用吧。