すますご盛栄のこととお喜び申し上げます。
先日お知らせいたしました通り、弊社は、事業拡大のため、来年1 月に本社を現在の朝
日ビル(北森区)から山中ビル(西川区)に移転いたします。それに先立ちまして、これ
まで東川区にございました国際課も、12 月3 日に山中ビル5 階に移転することになりまし
た。つきましては、以下の通り新住所および連絡先をお知らせいたします。
今後とも、なお一層のご愛顧のほどお願い申し上げます。
敬具
記
新住所 :〒1 41 ―0023 東京都西川区大町1 - 5- 20 山中ビル5階
新電話番号 :0 3 ―7434 ―5656
新FAX 番号 :0 3 ―7434 ―5657
以上
47 この文書で最も伝えたいことは何か。
1 アサクラ株式会社の国際課が1 月に山中ビルに移転すること。
2 アサクラ株式会社の国際課が12 月に山中ビルに移転すること。
3アサクラ株式会社の本社と国際課が1 月に山中ビルに移転すること。
4アサクラ株式会社の本社と国際課が12 月に山中ビルに移転すること。
(3)
価値観や科学的常識は、誰にとってもいつの世でも、変わらぬものだと感じがちです。しかしそれは雲の形のように、一見、静止しているように見えて、じつはゆっくりと変化しています。あまりにもゆっくり変化するため、多くの人が、雲は静止画のように変化しないものだと信じているのです。
誰もが、たまたま自分の成長期に見ていた雲こそが「正しい雲の形」だと思い込みます。こうしてそれぞれの世代の人の脳裏にある雲の姿は、お互いに少しずつズレてきて、すれ違いが起こるのです。
(藤沢晃治『「わかりやすい教え方」の技術―「教え上手」になるための13のポイント』による)
48 筆者は、すれ違いが起こる原因をどのように説明しているか。
1 見る雲の形はどの世代でも変わらないが、一人一人は違う雲の形を見ているため
2 見る雲の形はどの世代でも同じだが、一人一人の記憶の中で雲の形が変わっていくため
3見る雲の形は世代によって違うが、一人一人は雲の形はいつも同じだと思っているため
4 見る雲の形は世代によって異なるが、一人一人の好きな雲の形はそれ以上に違うため
(4)
データが示す姿は光の部分もあれば影の部分もある。そのどちらか一方だけを強調することは、分かりやすさという面はあるものの、徒に対立軸を先鋭化(注)させたり、無用の混乱を生じさせる危険性がある。
これらをいちいち意識しているのは大変であるが、尐なくともデータをやみくもに信じてしまう態度だけはと
るべきでない。データの罠を見分ける力、すなわちデータリテラシーは、多くの人にとって必要なものではあるが、本来は、公平で客観的な報道に努めるべきメディアに
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